検索エンジン・リスティング広告評論

2005年11月10日

ローカルサーチの競争が本格化ー将来への布石か?−

ブログを10月一杯、たった一月休んでいただけなのだが、検索エンジン業界はたった一月の間に大きく進化している。ついていくのも結構大変なこの頃だ毎日よくこれだけニュースが出るなーって感心してしまう

ローカルサーチでは二つの大きなニュースが出た。一つが10月6日発表のグーグルローカルとグーグルマップの統合、もう一つが10月11日発表のヤフーエリア検索β版の開始だ二つのサービスを比較してみた、選んだキーワードはジャンルがラーメン、場所が渋谷だ。

ヤフーエリアサーチはヤフーグルメ、電話帳、地域、ムービー、ヘルスケアから900万件の情報が登録されているそうだ。ラーメン、渋谷では514件が表示される。しかし、その表示順序は謎だ中心からの距離?という表示があるが、全くそうでない。最初の10件よりも次の10件のほうが中心から近い最初の10件が有名店かというとそうでもない。恐らく表示順序はまだ決まってないのだろう地図は非常に見やすい主な交差点名(信号の名前)と地域名が表示されているので、目的の場所がどこにあるか把握しやすい。小さい画面でも10件の名前全部がスクロールなしに見られるのも便利だ地図に表示されている店の番号にカーソールをかざすと店の名前、住所、電話番号が表示される。店の一覧の店の名前をクリックするとより詳細な地図にとぶだけなのは問題だ地図上の移動はクリック&ドラッグでスムーズに行える

グーグルローカルはイエローページが情報源だということだが、全体の情報件数、渋谷のラーメン屋の登録件数共に不明だ表示順序はやはり不明だが、ヤフーと違いラーメンランキング上位の有名店がトップ10件に多く含まれていた地図はヤフーと比べると、地域名、主な交差点名(信号の名前)ともになく、場所を把握しづらい衛星写真への切り替えオプションがついているが、自分の家がどれか分かるとか以外の使い道がよく分からない店の一覧に住所、電話番号はついているし、店の名前をクリックすると詳細の地図に飛ぶ以外に、下部にURLが表示されるので、それをクリックすると店のサイトや関連のサイトに飛ぶことができる、店の情報を詳しく知れて便利だ

グーグルローカルの最大の長所は携帯版が既にスタートしていることだろう実際に渋谷に行ったときにラーメンが食べたいと思って、渋谷_ラーメンで検索するという例が普通だろうからラーメンフリークは家のPCで情報を得てから、わざわざ渋谷なり荻窪まででかけるかもしれないが、それはまれなケースだろう。グーグルローカル携帯版では、店の電話番号も表示されるラーメン屋はともかく、イタメシ屋やフレンチとかでは電話して予約するのが普通だろう。たとえば渋谷で映画みて、イタメシを食べることになり、渋谷_イタリア料理で検索する、そこで選んだ店に電話して予約する、客単価5千円で二人で1万円とすると、電話がきた客のうち2組に1組が来店するとすれば売り上げは1万円の半分の5千円となる。10%をマーケティングコストにかけられるとすると、1コールあたり5百円までがペイパーコールの単価として許される。PCはペイパークリック、携帯はペイーパーコールという異なるビジネスモデルも考えられる

結論として、現状ではヤフーエリアサーチ、グーグルローカル共に一長一短で甲乙つけがたい。そのほかにローカルサーチでは、グーもサービスを開始している。飲食、オフラインの購買などは半径50キロ以内で相当部分が占められている。日本より数年先行する米国の例をみても、ローカルサーチが検索連動型広告に占める割合は、年々高くなっていくだろうこの重要なマーケットで誰がウイナーになるかは、今後の各社の戦略にかかってくるだろう競争はまだはじまったばかりだ。


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2005年11月08日

グーグル、パーソナライズ検索の日本語版を発表ー今後の充実化に期待ー

グーグルが11月4日、個人の好みに応じてトップページを設定できるパーソナライズ検索の日本語版を発表した。このサービスはアメリカでは、9月15日に既に正式版がスタートしている

アメリカ版は私も既に愛用しているのだが、まさに夢のポータルサイトである現在のポータル(玄関サイト、ヤフー、MSNなど)すべてのポータルが、個々人の好みを反映することなく提供しているプロダクトアウトの商品だ、服にたとえるならば既製品であるそれに対して、このグーグルパーソナルでは、個人ひとりひとりが、自分に合った、理想のポータサイトを自ら作り出すことができる、究極のマーケットインとでもいうべきサービスなのだ完全なオーダーメードが無料で提供されるわけだ既製服とオーダーメード、どちらも無料なら、どちらを選ぶかは自ずと明らかではないだろうか

それではグーグルパーソナライズ検索のアメリカ版について簡単に説明しようデフォルトでは天気予報、トップニュース、今日の言葉が初期設定されている。GMAILはもちろん、その後、どのような項目を付け加えるかはすべてお好み次第である

まずトップに表示されているのが映画。ここに郵便番号をいれる窓がある。私は友人が住んでいるニューヨークのチェルシー地区の10038という郵便番号を試しに入れてみた。追加ボタンをクリック、設定された画面は”その地区の上映時間”というタイトル、”3作品の映画のタイトル”(各映画には評価が5つの星で、そして各映画のレビュー数が表示されている。クリックすればそれぞれ20から40のレビューをすべて見ることができる。)”その地区の上映時間”というタイトルをクリックしてみて、本当に驚いた何と、その地区にある15のシネマコンプレックスで上映されている100以上もの映画の、それぞれの上映時間が表示されたのだしかも、初期設定によりその郵便番号の地区から映画館までの距離で15の映画館が表示されたわけだが、映画の人気度、評価、映画のタイトルでの選択も可能なのだ

次がマイスタッフという項目。お気に入りから自分で追加できる。

3番目の項目がニュース。ニューヨークタイムス、BBCなど7媒体からいくつでも選べる、私はUSAトゥデーを選んだ、追加ボタンをおすとそこからの主要ニュースが表示される。

4番目が株式市場。追加ボタンを押すとダウジョーンズインデックス、ナスダック、ニューヨークストックエクスチェンジ、S&Pの主要4指標のプライスと前日比の変化値と変化率が自動表示される。

5番目はビジネス。フォーブスなど4つのビジネス紙からいくつでも選べる、私はフォーチュンを選択した。

6番目がテクノロジー。CNETなど4つからいくつでも選べる、私はワイヤードを選択。

7番目がスポーツ。ESPNなど4媒体からスポーツイラストレイテッドを選択した。NFLなどの主要スポーツの結果が表示される。

8番目がライフスタイル。ピープルなどの5つのゴシップ誌から選べる。ハリウッドスターやロックスターのニュースが表示される。

最後がセクションの作成。ここにURLを入れれば、お好みの項目がRSSフィードで追加できる。

こうしてできたグーグルパーソナライズ検索アメリカ版は真に私だけのポータル、玄関サイトだ各ジャンル一つしか選ばなかったは、ごちゃごちゃすると見づらいから。これだけでも既存のポータルよりも遥かに満足度の高いポータルになったニューヨークに住んでないからフル活用はできないが、これを見るだけで、日本のメディアでは得られない海外の生の声が、一瞬にして手に入るのだから素晴らしいこのページを一日一度開くぐらいなら、どんなに忙しくても大丈夫かも

しかし、ここまでだとセミオーダーメード、グーグルが提供してくれた項目から選んでいるだけだ。これに自分のお気に入りのジャンル、オークションとかブログとか、を自分で追加すれば、完璧な自分だけのオーダーメードポータルができあがる

日本版はといえば、デフォルトがトップニュースとオールアバウト、そしてジャパンインターネットドットコム。ここにアメリカ版同様項目を追加していくわけだが、まだまだ選択肢が少ないしかし、日本では権利調整が難しいし、アメリカに比べれば各媒体社も積極的に協力してくれる会社ばかりではないので、アメリカ版のように、各項目に主要各社がせいぞろいというレベルまで充実するには、相当時間がかかるだろうグーグル日本支社の方々の苦労がしのばれるが、ぜひとも頑張っていただきたいものである

ただ、こう申しあげたのはあくまでもインターネットの1ユーザーとしてである。このグーグルパーソナライズ検索は既存のポータルの存在意義を問うているかもあまり手放しでは喜べないところが業界人のつらさか


2005年11月07日

日経ビジネス10月31日号ーついに検索連動型広告もメジャー商品に?−5

日経日経ビジネス10月31日最新号は”グーグルゾン”特集グーグルが日経ビジネスなどに取り上げられるのはもう当たり前だが、検索連動型広告はまだまだ知名度が低いしかし今回は、29ページから30ページ、32ページから35ページに、実例付で大きく取り上げられている、喜ばしいことだあと数年もすれば自分の職業について”検索したときに、検索結果一覧よりも上に出てくる検索結果があるでしょ?これが実は広告で、それを売ってる会社なんだ”とか長々と説明しなくてもよくなる時代が訪れるかも

記事は一般の人にもわかりやすく、よくできていると思った。業界の人にはもちろん、検索に興味ある方、ぜひとも購入をおすすめします

例えば、キャッシングの入札価格が高いのはクリックする人が切羽つまっていて、顧客獲得に結びつく。そのため、消費者金融会社も高い予算を払うと説明されている。検索連動型広告が単なる認知度を上げるための広告ではなく、実際の売り上げを生むレベニュー・ジェネレーション・ツールだということが読者にも分かっていただけたのではないか

もう一つの特徴である成果報酬型という点ついても説明されているテレビやかつてのインターネット広告と異なり、ユーザーが見ているだけでは費用は発生せず、実際にクリックされはじめて発生する。しかもクリック保障バナーのように、クリックまたはカーソールを上に置いたらみたくもないのに広告を見せられたユーザーの分まで、課金されることもない。2002年のBTルックスマートジャパン社長就任以来、検索連動型広告のこの長所を詳しく説明し、特に購買された時のみに費用が発生するアフィリエートモデルは販促費として予算をとるようお願いしてきたが、そうした例も現れてきたと紹介されているあれから3年たってようやくという感じだが

広告主のレベルが上がってきたことも紹介されている占いの例では、占いというキーワードが多少高くても強気に出る、なぜなら顧客平均単価が5000円だからだと紹介されている。占いのキーワード単価が仮に500円とする10人がクリックすると5000円になる。10人に1人が顧客になってくれればブレークイーブン、2人だと5000円のコストで10000円の売り上げが得られる計算となるこうした高いコンバージョン率を考えると、検索連動型広告ほど効果の高い広告商品は存在しないことは自ずと明らかになる広告主のレベルが上がれば上がるほど、他の広告商品から検索連動型広告へ予算が流れてくるはずだ

ライバル会社の社名を買うことは論外今まで長い時間かけてきたブランドの侵害になるので、欧米では即裁判だろう。こうしたことが平気で起きるのは、日本人の知的所有権に対する意識の希薄さと、裁判などは避けたいという国民性によるのだろうか

クリックが多く、効果があがっているのに、今期の検索連動型広告への予算は来期までとれないから無理だという話も紹介されているが、これは日本固有の大きな問題である(BT)ルックスマート時代もなんで広告主自身も受注が増えて喜んでいるというのに、広告主は他の広告から予算を回してくれないのか”と本社のボスに問われ、”これは日本の習慣で6ヶ月毎に広告予算をどう配分するか決めているので、途中で変更はできない”と説明すると”なんで効果が高いと分かったのに、効果が期待できないものから柔軟に予算をまわさないのか、日本人は頭がいいのか悪いのか分からない”といわれて困った経験があるもっと柔軟に予算を変えられる体制になっていただきたいものだ。

福井県の料亭、中小企業、そしてベンチャー企業が高い技術があってもそれを世に知らしめる力がなく残念な思いをしていたのが、検索連動型広告のおかげで日本中から受注が殺到し、大成功をおさめた例が載っているが、こうした成功例がこのビジネスに携わっていて、一番うれしいことだ首都圏、中部は景気が回復してきたが、まだ地方経済は苦戦しているようだ。検索連動型広告以前は指をくわえて眺めているしかなかったのが、今では地方にいながら他の地方の成功を共有することができる

地方経済の発展に貢献するという非常に社会的意義が高い仕事であり、さらに世界で一番成長している仕事(先週の日経新聞によるとグーグルの時価総額はコカコーラを抜いて上場後僅か1年で20位に入った、90%以上のの利益は検索連動型広告からの利益だそうだ)が検索連動型広告という仕事だこの素晴らしい仕事に、日本での創世記から携わることができて、自分は何て幸せなんだろうと思うついこの頃である


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2005年09月20日

Google Blog Searchベータ版公開 ーページランクによる検索が可能にー4

米国時間の9月13日、グーグルがブログサーチβ版を公開した。日本語にも対応しているのでぜひ試していただきたい。

やはりグーグルらしいと思われるのが検索のデフォルトがsorted by relevanceとあるように、入力したキーワードとの関連性になっていることだウェブ検索同様グーグル独自のページランクによって順位付けが行われているようだ。例えば”チャーリーとチョコレート工場”と入力すると3729件の検索結果が表示される。現在9月20日夜7時時点で、3729件の結果がクロールされているということで、この数は明日には増えていくと思われる。ちなみに私が書いた”チャーリーとチョコレート工場”についてのブログは3729件中4位に表示されている。まだβ版であるが、もちろんSEO対策をほどこしたわけでもない自分のブログが、ページランクによって上位に表示されるのは喜ばしいことだ

日本で最大手ライブドアのブログ検索、米国大手テクノラティジャパンのもの、そして最近発表になったアスクjpのものと、すべての検索が更新時間による検索がデフォルトになっている。つまり今現在更新された最新のものが一番上位に表示されることとなる。例えば”チャーリーとチョコレート工場”というキーワードを含んだタイトルで、本文に”あいうえお”としか書かなくても、ある瞬間にはその意味のないブログがトップに表示されることになるわけだ

以前ブログのランキングについて書かせてもらったが、ブログランキングも依然として信頼できるとは思えない例えば各ポータルの映画ブログのランキングを見てみても、上位のものがすべて優れているとは私には到底思えない。SEO対策で上位にランキングされている、本来なら下位にランキングされているものも、多いのではないだろうか

現在のグーグルのブログサーチはまだβ版なのでまだ検索精度が高いとはいえないかもしれない。しかし、少なくともお目当てのブログを探すためには、最新更新時間による検索よりは、そしてブログランキングよりは、役立つのではないだろうか?

ページランクによるブログサーチがこれによってどんどん出てきて、競争が生まれるのに期待したい。競争は品質精度の向上につながるから。グーグルのブログサーチに期待したい


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Google Blog Searchベータ版公開 ーページランクによる検索が可能にー4

米国時間の9月13日、グーグルがブログサーチβ版を公開した。日本語にも対応しているのでぜひ試していただきたい。

やはりグーグルらしいと思われるのが検索のデフォルトがsorted by relevanceとあるように、入力したキーワードとの関連性になっていることだウェブ検索同様グーグル独自のページランクによって順位付けが行われているようだ。例えば”チャーリーとチョコレート工場”と入力すると3729件の検索結果が表示される。現在9月20日夜7時時点で、3729件の結果がクロールされているということで、この数は明日には増えていくと思われる。ちなみに私が書いた”チャーリーとチョコレート工場”についてのブログは3729件中4位に表示されている。まだβ版であるが、もちろんSEO対策をほどこしたわけでもない自分のブログが、ページランクによって上位に表示されるのは喜ばしいことだ

日本で最大手ライブドアのブログ検索、米国大手テクノラティジャパンのもの、そして最近発表になったアスクjpのものと、すべての検索が更新時間による検索がデフォルトになっている。つまり今現在更新された最新のものが一番上位に表示されることとなる。例えば”チャーリーとチョコレート工場”というキーワードを含んだタイトルで、本文に”あいうえお”としか書かなくても、ある瞬間にはその意味のないブログがトップに表示されることになるわけだ

以前ブログのランキングについて書かせてもらったが、ブログランキングも依然として信頼できるとは思えない例えば各ポータルの映画ブログのランキングを見てみても、上位のものがすべて優れているとは私には到底思えない。SEO対策で上位にランキングされている、本来なら下位にランキングされているものも、多いのではないだろうか

現在のグーグルのブログサーチはまだβ版なのでまだ検索精度が高いとはいえないかもしれない。しかし、少なくともお目当てのブログを探すためには、最新更新時間による検索よりは、そしてブログランキングよりは、役立つのではないだろうか?

ページランクによるブログサーチがこれによってどんどん出てきて、競争が生まれるのに期待したい。競争は品質精度の向上につながるから。グーグルのブログサーチに期待したい


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2005年09月06日

ヤフーの検索形式ウェブ型に変更ーしかし携帯はディレクトリーが優位ー

ヤフージャパンが検索方式をダイジェスト検索からウェブ検索へと変更した。サイト登録結果がまず表示され、その下にウェブ検索結果が表示される形式からウェブ検索結果のみが表示されるグーグル型へと変更になったわけだ。

ヤフーUSではすでにこの形式に移行していたので、この変更は予想どおりといえる。変更の理由についてはヤフー検索室長の井上さんが述べているとおり、ロボット検索がディレクトリー検索を凌駕したことをついにヤフージャパンも認めたことに他ならない。井上さんの説明にあったように初期の検索エンジンではロボット型の精度が低く、ディレクトリー型がインデックス数では劣るが質では優位にたっていた。その結果U米国でディレクトリー型をおしすすめたヤフーが勝利し、ロボット型をおしすすめたエキサイトがチャプターイレブンの憂き目にあったのはご承知のとおりだろう。しかし、グーグルの登場以降はロボット型が量、質ともにディレクトリーを上回っていたわけで、今回の変更は当然の結果といえよう。

ロボット型優位が今回のヤフーの判断でますます決定付けられたわけだが、携帯に話を転ずると状況は異なる、ディレクトリー型が優位である。なぜか?携帯サイトの質が低く、ロボット型がクロールしても質が低いサイトを多く拾うこととなり、人間の手で厳選して選ぶディレクトリー型が質で優位に立つからである。さらに、量で優位を誇るロボット型であるが、画面が小さい携帯では一画面で10サイトほどしか表示できず、100サイトを拾ってきてもすべて見るには10ページまで見なくてはならない。PCでも1ページ目までしか見ない人が50%、3ページ目までしか見ない人が80%であるから、アクセス速度が遅い携帯で10ページ目まで見る人はほとんどいないだろう。

携帯の検索はまだ始まったばかりである。ちょうど10年ほど前にPCでの検索が始まったときと状況は非常によく似ている。携帯においてはしばらくディレクトリー型優位が続くであろう。

 


cornell5553 at 22:34|この記事のURLComments(134)TrackBack(0)

ヤフーの検索形式ウェブ型に変更ーしかし携帯はディレクトリーが優位ー

ヤフージャパンが検索方式をダイジェスト検索からウェブ検索へと変更した。サイト登録結果がまず表示され、その下にウェブ検索結果が表示される形式からウェブ検索結果のみが表示されるグーグル型へと変更になったわけだ。

ヤフーUSではすでにこの形式に移行していたので、この変更は予想どおりといえる。変更の理由についてはヤフー検索室長の井上さんが述べているとおり、ロボット検索がディレクトリー検索を凌駕したことをついにヤフージャパンも認めたことに他ならない。井上さんの説明にあったように初期の検索エンジンではロボット型の精度が低く、ディレクトリー型がインデックス数では劣るが質では優位にたっていた。その結果U米国でディレクトリー型をおしすすめたヤフーが勝利し、ロボット型をおしすすめたエキサイトがチャプターイレブンの憂き目にあったのはご承知のとおりだろう。しかし、グーグルの登場以降はロボット型が量、質ともにディレクトリーを上回っていたわけで、今回の変更は当然の結果といえよう。

ロボット型優位が今回のヤフーの判断でますます決定付けられたわけだが、携帯に話を転ずると状況は異なる、ディレクトリー型が優位である。なぜか?携帯サイトの質が低く、ロボット型がクロールしても質が低いサイトを多く拾うこととなり、人間の手で厳選して選ぶディレクトリー型が質で優位に立つからである。さらに、量で優位を誇るロボット型であるが、画面が小さい携帯では一画面で10サイトほどしか表示できず、100サイトを拾ってきてもすべて見るには10ページまで見なくてはならない。PCでも1ページ目までしか見ない人が50%、3ページ目までしか見ない人が80%であるから、アクセス速度が遅い携帯で10ページ目まで見る人はほとんどいないだろう。

携帯の検索はまだ始まったばかりである。ちょうど10年ほど前にPCでの検索が始まったときと状況は非常によく似ている。携帯においてはしばらくディレクトリー型優位が続くであろう。

 


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2005年08月03日

ニフティ、エキサイトに携帯向け検索連動型広告配信開始!

ニフティ8月1日、弊社はニフティ、エキサイトに携帯向けディレクトリー並びに携帯向け検索連動型広告の配信を開始したこれにより弊社のパートナー様はビッグローブ、ライブドア、エフルートを展開するビットレイティングスと合わせて5社となり、恐らくヤフー、MSNを擁するオーバーチュアに次ぐ検索数を獲得したこととなった
 
携帯向け検索連動型広告はここにきて急に盛り上がってきた先月グーグルが携帯向け検索エンジンベータ版をを発表、恐らく来年になるだろうが、正式版投入と同時に携帯版アドワーズも開始されるかもしれないさらに今週、gooが魔法のアイランドに独自の検索エンジン提供を発表したオーバーチュアのCPC価格も徐々に高騰しつつあり、カテゴリーも増やす予定らしい正式版投入の環境が整いつつあるようだ
 
今まで携帯には余り力を入れてこなかったポータル各社が、オークション、ブログなどのメニューを拡充したり、弊社のディレクトリーを導入したりと 、携帯にPCポータルと同様の機能を投入し始めているさらにオーバーチュア、弊社に続いてグーグルも携帯市場向けのプロダクトを投入してきた2006年のナンバーポータビリティーに備え、役者がそろい始めたといった感がある
 
携帯向け検索連動型広告にはまだまだ課題が多い。1.検索数がPCと比べ、まだまだ少ない、2.売れるカテゴリーが出会い、消費者金融、着メロ・着うたなどに限られている、3.CPC単価がまだ低い、などが挙げられる。対策はいろいろある
 
1.については携帯での検索がポピュラーになるにつれ、徐々に増えていくだろう。弊社などのディレクトリー、グーグルなどの検索エンジンを各ポータルが導入しつつあるのはグッドニュースだPCの機能を携帯にもどんどん付加することでトップのPVが増えることで相乗効果が得られよう。2.については代理店様と協力して、売れるカテゴリーを増やしていくことだ。弊社でもいくつか案があり、代理店様にそのカテゴリーのお客様へのプッシュを頼んでいるところだ3.については、オークションモデルの効果で、携帯向け検索連動広告が浸透するにつれ、徐々に上がってくるだろう。コンバージョン率アップの努力も欠かせない
 
2004年秋の導入時から今まで携帯向け検索連動型広告を牽引してきたのは、モバイル業界専門のベンチャー企業だった。ここにきてお客様からの認知度が高いライブドア、ニフティ、ビッグローブ、エキサイト、gooなどが力を入れ始めた。モバイル専門業者ばかりでなく、こうしたポータルと付き合う会社が生き残っていくだろう。2006年の業界地図は一挙に書き換えられるかもしれない
 
弊社も取り残されないように頑張るつもりである
 

cornell5553 at 16:48|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2005年07月22日

グーグルローカルサーチに携帯版が登場ーハヤッー

グーグルが携帯版ローカルサーチを発表したようだ。PC版をはじめて僅か10日間での携帯版発表となった早すぎ、同時開発していたのだろうが、日本のR&Dセンターの効果か
 
「Googleローカル」携帯版の機能はPC向けと同じ。ラーメンなどのキーワードと恵比寿などの地名と二つの情報を入力すると、恵比寿のラーメン屋が地図と共に表示される。
 
こうした店舗情報はPCよりも、実際に現地でアクセスできる携帯電話のほうが役立つ場合もあるだろう。検索結果に表示された店舗の電話番号をクリックすると実際に電話をかけられる機能は、携帯電話では既におなじみの機能だこれ経由で電話が来た回数に対して課金するペイパークリックモデルも、すぐにでも始められるのではないか
 
携帯電話ではPCのように検索のみでトラフィックを稼ぐのは、容易ではないだろう。グーグルが「Googleローカル」を開始したのもトラフィックを獲得するためのてこ入れではないだろうか今後もグーグル携帯版のメニューがどんどん増えてくるような気がする。
 
携帯版検索連動型広告ではオーバーチュア、グーグルに差をつけられないように頑張っていきたい。勝負はナンバー・ポータビリティー元年の来年、2006年だ

cornell5553 at 20:02|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)

2005年07月20日

グーグルローカルサーチに注目!ー新市場を取り込める?−

先週の7月14日、グーグルが地図サービスとローカルサーチを発表した。米国では3月に発表されたサービスがついに日本でも導入されることになったわけだ。
 
ローカルサーチについては2年前、ジェイ・リスティングを設立した際のビジネス・プランに、弊社の将来的な柱の一つとして記しているのだが、残念ながらほとんどすすんでいないローカル・ディレクトリーの東京のみのベータ版を昨年4月のビッグローブ様向けのサービス開始にあわせ導入したのだが、そのままほったらかしになっているのが現状だローカルポータルと組んだり、電話帳情報を入れることで全国的なローカル・ディレクトリーを作成する予定だったのだが
 
”Googleローカル”はNTTのタウンページとグーグルのインデックス情報からなっているそうだ。”ラーメン”などのキーワードと”渋谷”などの地名の二つの情報をもとに検索するのが特徴だ。いくつかの組み合わせで試した見たが、なかなか興味深い将来的には当然検索連動型広告を導入してくるだろう(そうしないと利益がでない)イエローページに広告を出している中小のレストラン、小売店の市場は、ちりも積もれば山となる魅力的なマーケットだ。このマーケットを開拓できれば、検索連動型広告の将来はさらに有望となるわけだ
 
当然、中小の市場なので、PPCモデルならクリックあたり数円がいいところだろうし、米国で普及しつつあるペイパーコール型モデルもフィットするかもしれない顧客あたりの売り上げは小さいかもしれないが、その数は膨大であり、大きな市場となりうる
 
ナショナル・クライアントの開拓も必要だが、反対にこうしたパパママショップの開拓も同じぐらい重要だ。こうした試みにより検索連動型広告は成長し続けていくことだろう。これほど面白い商品はなかなかないのではないか
 
今後も検索連動型広告の発展に微力ながら貢献していきたい

cornell5553 at 22:24|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)