2005年05月05日

パット・メセニーとブライアン・アダムスーいい人のライブー

Patパット・メセニーとブライアン・アダムスのライブに出かけたどちらも素晴らしく、それぞれ2時間40分、2時間15分と非常に長かった。最近は2時間を過ぎるライブは珍しい。ひどいときは1時間ちょっとで終わったりする。観客のことなどまるで考えていないアーティストが非常に多いなんで二人のは長いのか?1.二人ともいい人だからだ2.プレーヤーとリスナーが一体となったからだ

ライブの醍醐味はやはりこのプレーヤーとリスナーが一体化することだろう。この一体化がないとプレーヤー、リスナー共に不満足で、最悪の結果となる私が今まで行ったライブでこうした例がレッチリの4年ぐらい前のライブ。”カリフォルニアケーション”が出た直後のライブで、このアルバムで初めてレッチリファンになったリスナーがほとんどだったらしく、新作以外の曲ではまるで盛り上がらない業をにやしたフリーが、”今日のライブはDVDで発売される、だけど盛り上がってないからこのままだとスーパー・ボールから拍手を輸入しなくちゃならない、次は盛り上がるぞ"と吼えたそれに対して、英語を分かっていないのに"オー”とか叫ぶから大丈夫かよと思ったら、やはり次の曲も盛り上がらなかったすると、そのまま帰ってしまい、アンコールもなし1時間ちょっとで終了となってしまった一体感のなさと悪い人の複合要因だ。パットとブライアンと正反対のケースだ

まず、パットの公演は最新アルバム”THE WAY UP”の全曲演奏で始まった。1アルバム1曲という40分ほどを一気に演奏、なんとライブの途中でスタンディング・オベーションが起きたこれこそ観客と演奏者の一体化の好例だろう。その後もは拍手で何度もライブが中断されたこの後はトランペットを含んだクインテットの演奏から一転して、ギターとドラムのデゥオなど小編成をからめながら、かつての名曲が奏でられる。本当にパットの全てを堪能できるライブだったパットのほうでも、自分の全てを聞いてもらいたいという感じで、ファン・サービスもあるが本当に演奏が好きなのだということが伝わってくる

パットは20年たっても全く変わらないくしゃくしゃな髪と人なつっこい端正な笑顔、ボーダーのシャツにジーンズの気取りのなさ世界一のギタリストとは思えない飾り気のなさだ。いい人を絵に描いたらまさにパットになるんじゃないだろうか?この人の音楽からはその人柄が伝わってくる郷愁を感じさせる、本当に優しい、暖かいものだ。実際にしゃべったことがあるわけではないが、いい人に違いない

ブライアンのライブも最初から盛り上がりまくり"18 Til I Die"から観客が英語の歌詞を歌いまくっている、まるで日本ではないようだそれだけ本当のファンが多いということだろう。中盤にはブライアンが"誰かエキサイティングな女の子、一緒に歌おう”と呼びかけ、”青いTシャツの女の子”、と指名し、本当にデュエットしたこの岐阜から来た女の子が非常にのりがよく、全曲英語で歌いまくり、観客席からも大声援ここまでプレーヤーとリスナーが一体化することも珍しいだろう曲はメラニー・Cとアルバムではデュエットしている"When You're Gone"その後はギター片手にブライアンがソロで歌ったりと、幅のある大満足のライブだったブライアンのアップテンポの曲を聴くと、本当に元気が出る。そしてバラードを聴くと、一人でいるのは寂しくなる。それだけ心に響いてくる。いい人だやはりいい人の音楽を聞くと心が温かくなり、元気をもらえるような気がする

アメリカにはVH1という大人向けの音楽番組があり、そこでパットの”ラスト・トレイン・ホーム”を見たことがある。機関車がアメリカの大地を駆け、車輪に焦点があてられる、音楽のイメージそのままの映像だ。まるで、故郷に戻るための列車の中の人物の、”もうすぐ懐かしい人たちに会える”というワクワク感が伝わってくるようだ日本にもこうした大人向け音楽番組があればよいのだが、何とかしてほしいものだ


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