2005年05月

2005年05月30日

老化防止にはよく寝るのが一番!!ー成長ホルモン効果ー

               ある成長ホルモン高校の友人と久しぶりに飲みに行った。東京医科歯科大学病院のお医者さん。みんな忙しいから、テニス、ゴルフなどの共通の趣味がないと、なかなか会わなくなってきたかも、何か寂しい

行ったお店はDESOT BAR NOZAKIという、野崎さんというオーナーシェフがやってる小さいイタリアン料理もワインも、メニューに載っていないものから適当に頼めばいいし、信頼関係ができているからお任せですむ。こういう店がもっとあってもいいよな〜。しかも空いてるのがいいふらっと現れた双子の映画評論家の片割れが例の口調で、”どうせ空いてるかと思ったから、予約なしできちゃたわよ〜”とかのたまわっていたが、料理もワインも最高で、値段もリーズナブルなのに確かに空いている店を移って、インテリアをゴージャスにしたら、きっとスノビッシュな人で一杯になるんだろうけど、もったいないでも、このままシェフの顔が見える店でいて欲しいから、これでいいかも

料理もワインもおいしいし、そのお医者さんがミラノに研修に数ヶ月行くらしいので、”物産の駐在員の友人紹介するよ”、”イタリア語ちょうど習いたかったから一緒にやろう”、とか盛り上がったそうしたいろいろな話題の中で出てきたのが、僕がよく寝るってこと。8時間寝ないと頭も働かないし、スポーツやっても調子悪いって話してたら、”それは若さの秘訣だ”って言われた添付のグラフにあるように、成長ホルモンは寝ている間に分泌されるそうだ。そして、この成長ホルモンこそが、老化防止に効き目があるとのことだ保険が効かないので、毎月50万円もかけて成長ホルモン注射を打っている人もいるとのことだった

何か今までよく寝るのが損だな〜ってずっと思ってきた。昔は四当五落とかいって、5時間寝てたら受験に落ちるとか言われていたらしいとにかく寝ないと頭が働かないのは受験には不利だ寝てばっかりいたら、休日もすぐ終わるし、人生もたいないな〜とか感じてた。この話を聞いて寝るのも悪くないなって思えた

これからも、寝たいだけ寝ようみなさんも、もっと寝てみてはいかがでしょう?


2005年05月26日

検索連動型広告1000億円市場到達への道ー広告主啓蒙編ー

前回に続き、検索連動型広告をどのようにして1000億円に近づけるかについて述べてみたい。今回は広告主をいかに啓蒙していくかである。
 
第一はマーケティングへの理解を深めていただくことだろう。米国では大学、MBAでマーケティングが専攻できる。会社に”就社”する日本と異なり、米国では本当の意味での”就職”である。ファイナンスはファイナンス、マーケティングはマーケティング、営業は営業である。最近は多少変わってきたかもしれないが”会社の中のいろいろな部門”を渡り歩くゼネラリスト志向の日本と異なり、マーケティングならマーケティングという”職”を渡り歩くわけである。つまり米国では、媒体、広告代理店は、広告主とマーケティングという共通の言語で会話ができるわけである。これが理想であろう他部門から来られた方にはマーケティングの勉強をしていただくことだ。グロービスなどは社会人向けのMBA流マーケティング講座を開いているが、こうした講座にメディア担当をどんどん送り込めばよいのではないか?その程度の知識を持っていただくだけでも十分だと思う。
 
第二は変革意識を持っていただくことだろう。日本では既存のメディアへの依存度が大きすぎる。広告代理店が慣れ親しんだ旧メディアを勧めてくる。”このままでいいのか”という変革意識がないと、マーケティング・ミックスはあまり変わってこない私自身は、かつて勤めたメーカーで97年には雑誌予算の一部をインターネットに振り向けたもちろん、よい決断だったと思っている、これだけインターネットが普及したのだから。
 
惰性の一つの例であるが、私の乗っている外資系の車屋さんからは、毎月2回はDMが届く。上質の紙を使用した立派なDMである車の発表会へのお誘いなのだが、今年3月に新車を購入したばかりなのに変わらずに届く車は毎月買うものなのか新車を購入して2年以上たった顧客にのみ送る、車検を控えた顧客にはさらに電話でプッシュするという差別化が当たり前ではないか?しかし、車検前には何の連絡も来なかった支店長さんの話では、多くのお客様にDMをやめてその分値引きしろと言われるそうだ。この月2回の、全顧客へのDMを廃止し、一部を値引きにまわし、一部をネット広告にまわしていただきたいものだ 
 
第三はインターネット広告の勉強をしていただくことだろう。インターネット広告は進化している。まず広告を打つ対象だが、全体を対象にしたバナー、興味ある分野のみに送るメール、今現在興味のある言葉のみの検索連動型(リスティング)へと進化してきている。ターゲットが絞られてきているわけだ。次に課金の仕方だが、見ているだけで課金されるCPMから、クリックされて始めて課金されるCPC(PPC)へと進化している。そして一方的に配信されるので見ているかどうか分からない受身のバナー、メールから、自分からキーワードを打ち込まねば出てこない能動の検索連動型(リスティング)へと効果的になっている。全ての点で最もすぐれている検索連動型(リスティング)広告がインターネット広告の最終進化形態であることが、ご理解いただけるだろう。
 
メール広告を主体としたある企業が、大手広告代理店が出資し、営業を強化したところ、赤字から黒字に転じたなどは米国人には理解不能だろう全ての広告主がマーケティング知識を持ち、インターネット広告をもっと理解していれば、バナー、メールから検索連動型(リスティング)への広告費の移転はもっとすすんでもいいはずだ米国の検索連動型広告の比率が40%に対し、日本が未だに20%なのは、このへんの要因も大きいと感じている
 
第四は広告代理店への丸投げをやめ、代理店をアドバイザーとすることだろう。ある程度の知識をつけて自信を持っていただけたら、もっと広告予算の管理を積極的に行えばよいのではないか?広告代理店と広告主のゴールは当然異なる。代理店は、いかに楽にもうけるか、主はいかに効率的な予算を組むかである。もちろん、長期的な信頼関係を築くために、そのゴールが一つになっている場合もある、しかし、基本的には代理店にとっては手間をかけずに大きくもうけられる媒体が理想なのである。そうなると、もうからないCPCよりもCPMをすすめることもあるだろうし、昔から馴れていて知識のあるDMをすすめることもあるし、一番予算を消化できるTV広告は最も魅力的となってしまう
 
この四つが実現されれば、インターネット広告の成長はさらに加速し、インターネット広告の中でも検索連動型(リスティング)広告に割り当てられる予算もさらに増え、1000億円市場も手の届く範囲に来るだろう
 
もちろん、これらを全て達成されている広告主さんもおられるだろう。問題は米国に比べてその比率が少ないことだ広告主の皆さんのさらなるプロフェショナル化が求められている
 
 

2005年05月24日

カエターノ・ヴェローゾー現代最高のラテン・アーティスト・ライブー

カエターノカエターノを知ったのは、今から15年ぐらい前、トーキング・ヘッズのリーダー、デビット・バーンによるMPBのオムニバス版”beleze tropical”でそこに収められた名曲”Terra”と”Queixa”は今でもお気に入り明るい、思わず口ずさみたくなる名曲だただ、その頃はカエターノよりもシコ・ブアルキにのめり込んでいた。カエターノを本当に好きになったのは7、8年前ぐらいからで、DVDも3枚、CDもそれ以降の作品はすべて(7、8枚ぐらい)持っている。現在では最も好きなアーティストだその表現力が豊かな、艶のある声は本当に心に染み入ってくる男性ボーカルの中では、かつてインドの2等列車で聞いた盲人の声、絶頂時のパバロッティと並んで私の中では最高位にランクされている一番記憶に刻み込まれたという意味では、南インドの列車の中でたった一人で、ホテルも予約しておらず、夕日が沈んでいくという状況で聞こえてきた、天使のような歌声、神様が生きていくために視力の代わりに与えたんだろうという盲人の声が、もちろん原体験として鮮烈ではあるが、それに劣らないぐらいに、私の心にはずーと残っている歌声だ”音楽には言葉はいらない”とは、こうした英語圏以外のアーティストが証明してくれているのではないか?歌詞が分からない人にも訴えかけてくるものを持っているわけだから

声の質自体と表現力、その両方が素晴らしいことがもちろんベストだが、どちらかというと、表現力こそが何十年のキャリアを築いていくアーティストと、すぐに消えてなくなっていくアーティストとの差別化要因だろうスタンディング・オベーションが起きるか、起きないかの違いは、技術点(演奏者ならテクニック、歌手なら声)ではなく、芸術点(表現力、こめる思い)ヒラリー・ハーンは表現力がもちろんあるが、どうしても”若いわりには”という接頭語がついてしまうそのため、先日のリサイタルでは、残念ながら聴衆の感動を奪えず、スタンディング・オベーションにまでは至らなかったのだろうカエターノはもちろん、スタンディング・オベーションとブラボーの嵐だった

カエターノも今年63歳、DVDで見られる軽快な独自の踊りや、つやのある歌声は残念ながら、消え去っていた。8年前のライブにいけなかったのが悔やまれるしかし、その表現力は健在である声も最初はかすれていたが、徐々に艶が蘇り、80点というところまでは戻ったという感じだった。英語の曲はラブミー・テンダー以外はまあまあ、やはりポルトガル語のものが心に響いてきた。最初にカエターノを知った上記の2曲でライブが締めくくられたのも、感動だった

この1週間、車の6連奏CDもすべてカエターノ週末には3枚のDVDを見直した面倒くさがりの私がここまで準備してライブに行くことはありえない最も好きなアーティストのライブに行けて最高に幸せだったといいたいところだが、仕事のほうで厭な事があり、そういう気分にはなれなかったやはり、こっちがよければ、あっちが悪いのが人生ですよね、世の中そんなに甘くない

プライベートでいい思いできたので、明日からも仕事頑張ります


2005年05月19日

検索連動型広告1000億円市場到達への道ーユーザー啓蒙編ー

おじさんキーワード広告市場をより早く1000億円市場にするための方策であるが、大きく分けて二つある。一つはユーザーの啓蒙、もう一つが広告主の啓蒙である。今回はユーザーをいかに啓蒙していくべきかについて述べてみたい。
 
ユーザーを啓蒙するにはどうするか?きわめて単純である。検索の楽しみに目覚めてもらうことである。”こんなことも検索できちゃうの?とかなればもうしめたものであるそのためにはどうするか?
 
第一は、検索をもっと日常生活に密着させることだろう日本よりインターネット、検索が普及している米国では、何かあったらとにかく検索である。この要望に応える為に、ポータルだけではなく、ニュースサイト、価格比較サイト、エンタメサイト、どのようなところにも検索窓がついている。旅行に行くときにはホテル、目的地の情報、病気にかかった時には病院情報、病気情報、そして患者の口コミネットワークといったように、何をするにもとにかく検索してもらう工夫が必要だ。検索すれば必要な情報が必ず手に入るということを、ユーザーに、特にコンピューター、インターネットに苦手意識のある中高年の方に理解していただくよう業界全体で働きかけていかねばならない
 
第二は、検索のレベルをあげてもらうことだ3年前にBTルックスマートに入社、ロンドン本社で研修を受けた際に非常に驚かされた”バリ 格安 夏休み”という3つのワードによる複合語を打ったところ、キーワード広告がずらーと表示されたからだ。日本では現在でもせいぜい2つのワードによる”夏休みのバリ島旅行”しか出てこない。日本では、例えばH.I.Sのサイトに行って東南アジアを選び、バリを選び、価格帯を選び、好みのサイトを見つける。次にJTB、近ツリなどに行って同じ事をする必要がある。非常に手間がかかるそれに対してイギリスでは羅列されたキーワード広告をクリックしていけば、バリ島の夏休みの安い案件のサブページに直接飛ぶので、あっという間に調べ物が終わる3年前のイギリスでは既に3つのワードの複合語を使いこなす人が大勢いるからこそ、広告も多く出ていたわけだ。3年後の現在の日本では、未だに2つのワードによる複合語も多くの人は使いこなしていない
 
先週の朝礼で東横線で通っている部下が、毎日、同じ時間に、同じ屋上の上で、赤いマントを着たおじさんがギターを引きながら歌を歌っているという話をしていた。ネットで探したら、そのおじさんの記事にいきつき、実は東横線で通勤する検索好きな人には知られた存在であることが分かったということだった。このおじさんを探すときのキーワードは”東横線 おじさん歌手”とか”東横線 ギター 屋上”とか”東横線 赤いマント”とか上記の太字下線のセンテンスに含まれたキーワードを組み合わせればよいわけだ。彼女の場合は検索なれしているから、そういったキーワードを組み合わせて検索できたわけだが、あまりインターネットになれていない部下に聞くと、”そうした複合語は思いつかないし、そんなので赤マントのおじさんにたどり着けるのか”と驚いていた。ネット以前の世界では、このおじさんがテレビやラジオにとりあげられない限りは、”あのおじさんは何だろう”で終わっていただろう、しかし検索すればこうした変なおじさんのこともすぐに分かってしまうのだ
 
いくら媒体側で複合語を提案しても、複合語のクリック数が少ないと、消化が少なくなり、広告主は効果がないのでやめてしまう。その結果、日本ではカバレージが上がらず、消化はビッグワードに集中してしまう。ビッグワードは既に売り切っているので、カバレージ増による消化増加は期待できなくなってきている。ワード数が増えないので、キーワード広告の売り上げも増えない。このワード数の違いが、前回のべた米国に比べて日本のキーワード広告が格段に小さい理由の主要因の一つだ
 
上記の同じ屋上の上で、赤いマントを着たおじさんがギターを引きながら歌を歌っている例のように、複合語での検索は、屋上、赤いマント、おじさん、ギター、歌手などのキーワードをスペースを使って組み合わせるだけのことだ。難しいわけではない。問題は多くの方は複合語検索の仕方をしらないだけだ。
 
まとめると、多くのユーザーにとって検索がもっと身近となり、病気になっても、旅行に行くときも、とにかく検索するようになるのが第一。ユーザーが複合語検索を使いこなせるようになるのが第二。そうなって検索の楽しさに目覚めてくれたらしめたもの。検索数も各段に増え、検索するワードも増えてカバレージが上がれば、キーワード広告の成長に弾みがつくだろう
 
業界全体での、ユーザーの啓蒙が求められている
 

2005年05月18日

ヒラリー・ハーン リサイタルー何故若いのに表現力があるか?−

hirariヒラリー・ハーンのリサイタルに出かけた。場所はリメンバー・シャクティ以来、今年2回目の東京オペラシティ。しかし、客層は全く違う。きちんと髪を分けたサラリーマン風の人が多い。こんなしっかりされた雰囲気の人たちを大勢見るのは久しぶりだ。うちの業界はやっぱり特殊だよな〜というのが最初の印象だ人生裏街道を渡ってきた私は、こういうしっかりした善良な人々を見ると、気後れしてしまう。コンプレックスかも

舞台に現れたヒラリーは黒のブラウスに緑色のチャイナ風のスカート姿過去に見たことのあるアンネ・ゾフィー・ムター、サラ・チャン、ミドリの黒のリサイタル・ドレス姿とは全く異なる。非常にカジュアルで、まだ24歳のアメリカ人というのも、うなずける

最初の曲はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第32番。明るい、長調の曲で、私が余り好みでないのもあるかも知れないが、退屈だった。しかし、2曲目のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番は圧巻だったもちろんシェリング、グリュモーなどの巨匠の域には達していないが、この若さでこの難曲を見事な感情表現で弾きこなしている1曲目のモーツァルトとは感情移入の度合いが全く比べ物にならないように感じられた。テクニックのみではなく、これだけの感情表現ができるのがやはりグラモフォン専属となった理由だろうか私はあらゆるジャンルの音楽を聴いているが、やはりバッハにかなう音楽はこの世に存在しないのではないかと改めて感じさせられた。ヴァイオリンのみでこれだけの複雑な音楽空間を作り上げるなど、他の誰に出来るのだろうか?この曲を聴けただけでもこのリサイタルに来た価値があったというよう

3曲目もよく聞き慣れた曲で、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第28番。短調の物悲しい曲で、私には1曲目より優れた演奏だと感じられた。楽器のトラブルで20分ぐらいの中断をはさんだ4曲目は、フォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番。スーク版のフランクのヴァイオリン・ソナタの裏面として学生時代によく聞いていた曲だ器楽曲ではバッハと並んで私が好む19世紀のロマン派、印象派に通じる曲調といえよう。ピアノのナタリー・シュウとの二人の演奏ではこの曲が1番素晴らしかった人間の内面性がにじみ出てくる、沈思できる、格調高い音楽が好きだ学生時代には、アルゲリッチ、ポリーニ、ミケランジェリなどの奏でるシューマン、ドビュッシー、ラヴェル、リスト、ショパンなどのピアノ曲と並び、スークの奏でるフランク、フォーレのヴァイオリン・ソナタにものめり込むことができた。演奏された4曲中、3曲が耳に慣れ親しんだ曲だったことで、さらにこのリサイタルを楽しめた

日本にもヒラリーと同じぐらいのテクニックを持つ音楽家はいるはずだ。日本人の少年・少女がチャイコフフキー・コンクールだとかいろいろな国際コンクールで優勝したというニュースを、昔から何度となく聞いてきた。しかし残念ながら、彼らは世界に通じる音楽家にはなっていない。ヒラリー・ハーンとどこで道を分けてしまったのだろうか?それはやはり、感情表現だろう

世界に通じる日本の音楽家は内田光子にしろ、ミドリにしろ、諏訪内にしろ皆海外で教育を受け、海外に拠点を移している。他の芸術、人生などいろいろなことを学び、考えないと感情表現は身につかないのだろうか?器用な日本の少年・少女はテクニックで世界を席巻するが、感情表現が必要となる真の音楽家には日本では成長できないのだろうか?

素人考えだが、世界的でも屈指の教授陣を日本に招聘し、世界的なコンクールに優勝した金の卵を育てるわけにはいかないのだろうか?それともやはり教授だけ呼んでも、周りの環境が整わないと難しいのだろうか?久しぶりのクラシック・コンサートで、そうしたことばかりを考えさせられてしまった


2005年05月17日

ライブドアがグーグルを導入して1ヶ月ー伸びは想定内ー

LD4月14日、ライブドアがグーグルを検索エンジンとして導入した。それから1ヶ月たったわけだが、検索数の伸びは?倍で想定内である。グーグル以前は、ライブドアは弊社のディレクトリー検索を採用していたわけであり、私が言うのも変な話だが、グーグルの採用で検索の質と量は格段に向上したわけだ。それなら検索数は大幅に増えそうだと思われるかもしれないが、そんな単純なものではない。何故なら1.グーグルはインフォーシーク、goo、エキサイト、ビッグローブなど他の大手ポータルも採用している、2.ユーザーはそれぞれ検索するポータルサイトを決めているからである。今回のグーグル採用でライブドア検索を使い始めた人は、ライブドアファンで、ライブドアで検索をしたかったが検索エンジンの質が低いため、仕方なく他のポータルを使っていた人だけだろう。その結果、検索数は?倍にしか増えなかったわけである。想定内であるグーグルのキーワード広告が弊社の上に表示されることとなり、その減少分を検索数の伸びが相殺できず、お客様と代理店様にはご迷惑をおかけしている。申し訳ございません。しかし、すぐに挽回します

私が検索業界に入った2002年5月、つまりオーバーチュア、グーグルが上陸する以前の時期、ポータルで黒字化しているのは恐らくヤフーのみだった。現在、私の知っている範囲でも数社が黒字化しているが、その数社の共通点は検索数が多いということだキーワード広告の売り上げとポータルの検索数は比例する。つまり、検索数の多いポータルはキーワード広告で莫大な利益が入り、黒字化していることとなる

ポータルはキーワード広告が本格化するまでは、赤字ビジネスだった。当然である。ポータルは百貨店、デパートである。あらゆるコンテンツを集めねばならない。ヤフオクなどのマンモスコンテンツは例外として、ニュース、ECなどで利益を上げるのは難しい。ニュースはソースを買わなくてはならないからだ。ECも損益分岐点が高いので、売り上げが相当上がるまでは赤字を覚悟しなくてはならない。ポータル運営は金がかかるのである。その状況を救ったのがキーワード広告だった

ライブドアも今回グーグルが導入され、検索数を増加させる下地は整った。後はいかに増加させるかだが、その方法は分かっているライブドアの伊地知メディア事業部長と話し合い、既に検索数増加へ動き出した検索数を飛躍的に伸ばし、キーワード広告で大きな利益を得られれば、その利益を、利益率は低いがポータルの集客に必要なコンテンツにまわすことができるそうなれば、利益獲得はこちらに任せてもらい、他のコンテンツは利益よりもお客様の満足度向上により注力できるその結果PVもあがり、検索数も増え、利益も増えるという好循環につながってくる

お客様、代理店様、消化が少し落ちてしまい、ご迷惑をおかけしていますが、ご安心ください。来月には増加に転じますので


2005年05月13日

僕は甥っ子よりモドコ?

しんやゴールデン・ウィークは家族で外食といっても私は独身・バツなしのため、家族とは両親と弟家族(弟、奥さん、甥、姪)のことだ。家に近くて、いつもよくしてもらっている中国飯店三田店に出かけた。ここの北京ダックは絶品普通なら1人二本か三本になる鴨の皮を一本にして出してもらっているので、皮が普通の倍ぐらい厚いまさに量より質であるふかのひれの姿煮も極厚で、恵比寿の店に全く引けをとらない黒酢をかけまくるとさらにおいしい干しあわびではなく、生のあわびを蒸した料理も中々だった。締めのご飯のおこげもおいしだけでなく、パフォーマンス性もあり、子供はじゅーと言う音に喜んでくれる料理を引き立ててるれるのが、料理に引けをとらないお酒ワインを持ち込ませていただけるので、自宅のセラーからフォーマンの95年ビンテージのメルローを持参した前菜には青島ビール、北京ダックやふかひれにはメルローがよいマリアージュとなった。フォーマンのメルローは熟成度合いも非常によく、申し分なかった。最高の食事を楽しめて大満足のひと時だった

写真は甥っ子。親によると、一卵性双生児の弟の子供なので、僕の子供の頃にもそっくり好奇心旺盛のところや凝り性のところなど性格も似ているらしいしかも人間の出来も僕より上とのこと。自分でもそんな気がしていたが、やっぱりそうかもと思う出来事があった。キリスト教の7つの大罪について考えさせられることになったという二つの事件だ

キリスト教の7つの大罪とは1.傲慢、2.貪欲、3.淫欲、4.憤怒、5.大食、6.嫉妬、7.怠惰の7つだそうだ。まずアンソール展でキリスト教の7つの大罪という連作を見た。7つの大罪それぞれを描いたものと、”死によって支配された7つの大罪”という8連作のエッチングだ。これらを見ながら”自分はいくつの大罪があるのだろうか?”と考えさせられた。やはりゴールデン・ウィーク中に見た映画”コンスタンティン”の解説にあるのだが、それぞれの悪魔がそれぞれ7つの大罪をあらわしているというものがのっていた。そこで7つの大罪についていろいろ考えていたところに、この食事会があった

私はどうかというと、2つの大罪を犯しているのではというのが自己分析の結果だった(さあ、どれだと思います?)食事をしながらふと甥っ子についても考えてみたわけだ。もちろんまだ小学3年生だから3番がないのは当たり前だが、甥っ子は1つも大罪を犯していないのではと思いいたった。ということは親だけでなく、神様の判断でも僕は甥っ子より人間の出来が悪いということになってしまう

まだまだ人生はこれからだ甥っ子に負けないように7つの大罪が無くなるように頑張ろう


2005年05月12日

そして熊がいなくなった!!

熊六本木ヒルズをよく訪れる人ならご存知だろうが、ユナイテッド バディ ベアーズ2005という企画が”日本におけるドイツ年”の企画として4月4日から開かれていた。動物好きで、アート好きで、比較文化好きな僕としては、暇なときにゆ〜くり一体、一体の熊を見てまわろうと決めていた。熊は、全部で127体もあるそうで、一体、一体が全て異なり、世界中の国のアーティストがデザインしたそうだ外出時に遠目に見ても、非常にカラフルで、"フランスのはどんなだろう?”、"インドのはやっぱり象がかいてあるのかな?”とかいろいろ想像しながら、側を通り過ぎていた。ゴールデン・ウィーク明けまでやっていると聞いていたので、”そのうち暇なときにゆっくり見て、気に入ったのは全部写真にとろう”とるんるんモードだった
 
インターネット業界は忙しい。時間が過ぎるのが早すぎいつの間にかゴールデンウィークに突入したゴールデンウィークもカレンダーどおり、出勤日は12時までちゃんと働きました。そのほかに2日出勤しました。ゴルフ、クルーザー、美術展、映画とよく遊びました。あ〜という間にゴールデンウィークが過ぎました5月9日に出勤してびっくり熊がいなくなってました
 
一体、一体じっくり見れなかったのも本当に残念だけど、1ヶ月もずーと並んでいて、外出のたびに癒しになっていた熊たちいなくなってすご〜く寂しいのは僕だけでしょうか?
 
 

2005年05月10日

検索連動型広告市場規模ーいつ1000億円を超えるか?−

LD今回はキーワード広告(リスティング広告)の概要について書きたいと思う。次回はキーワード広告の棲み分けについて述べてみたい。今回は業界の人には退屈だと思いますが、ごめんなさい。
 
米国のネット広告団体Interactive Advertising Bureauが4月28日に発表した統計では、米国の2004年のインターネット広告販売高は前年比33%増の96億ドル、日本円換算で1兆円を超えたこととなるこれに対して2004年の日本のインターネット広告市場はは1814億円と米国の5分の1にも満たないしかし伸び率は50%を超え、ラジオを抜いたそうだ
 
米国ヤフーインクが第一四半期決算を発表した。売上高は8億2100万ドル、前年同期の5億5000万ドルから50%増となったようだ。ヤフオクのあるヤフージャパンと異なり、ヤフーインクは広告収入、特にオーバーチュアのキーワード(リスティング)広告が主であるから、未だにキーワード広告が高成長を遂げていることになる。グーグルも第一四半期決算を発表、こちらも売り上げが前年同期比ほぼ2倍の12億6000万ドル、利益は約6倍となった。アドワーズなどキーワード広告の売り上げが99%とのことだインターネット広告全体の2004年の伸びである33%より遥かに高い成長を遂げているのは、マーケット・シェアが拡大しているのもちろんだが、高成長を遂げているキーワード広告が主力となっているためだ。キーワード広告がほとんどのグーグルがヤフーより伸びてるのも理解できる
 
日本ではまだキーワード広告のインターネット広告全体に占める割合が20と、40%に達したとみられる米国のまだ半分である米国のキーワード広告市場は約4000億円、それに対して日本のそれはまだ400億円程度と推測される、僅か10分の1にすぎないしかし、ポジティブに見ると、成長の余地は理論上は,米国よりも遥かに大きいことになる
 
私がBTルックスマートジャパンの社長への就任を決意できたのは、その弱い市場でのポジションを補って余りあるキーワード広告の商品としての魅力である。例えば広告主がキャロウェイだとする。最初のインターネット広告であるバナー広告を出稿するとすると、ゴルフプレイヤーのみでなく、サイトを見る全ての人が対象となる。この中でキャロウェイのゴルフクラブを買ってくれる潜在顧客はほとんどいないだろう。ゴルフ人口が10%、その中でゴルフクラブを買いたい人が10%、キャロウェイを選ぶ人が10%と仮定すると0.1%という計算となる。さらにこの中でバナー広告をちゃんと見てくれた人が50%だとすると、潜在顧客は0.05%、すなわち1万人に5人、2000人に1人となってしまう。それに対しキーワード広告はゴルフクラブに今興味がある人のみが”ゴルフクラブ”と自分から能動的に検索するわけだ。つまり、10%であるゴルフプレーヤーであり、そのうちの10%の今ゴルフクラブを買いたい人のみが検索をするわけである。自分から”ゴルフクラブ”と打ち込むわけだからこの後表示される広告をちゃんと見ることになる。検索後いくつかの広告、まあ普通は5件ぐらいのゴルフクラブに関するタイトルと説明文からなる文章の広告が表示されるわけだが、このうちのキャロウェイの広告がクリックされない限りは課金されない。ゴルフクラブの中でもキャロウェイのドライバーに、今興味がある人のみに、課金するわけである。まあ、半分が買う気がなくても常にクラブをチェックしていると仮定しても、50%が潜在顧客ということとなる。バナー広告との差は歴然である
 
ターゲット・マーケティングという点ではこれほど効果的な広告商品は他に例がないだろうマーケティングを多少かじった人なら、かじっていなくても論理的思考能力を有する人なら、このキーワード広告がインターネット広告で最大の商品になることを予測するなどたやすい事だろう
 
もちろん米国と比べると、1.検索人口が少ない、2.検索する人の習熟度が低い、3.広告主のマーケティング知識が乏しい、4.主が代理店に予算管理を任せてしまい、手間がかかるが予算消化が悪いキーワード広告に余り配分されない、5.ブランディング効果へ認知がない、などなど様々な低迷要因がある。しかし、時間はかかるかもしれないが、キーワード広告がインターネット広告最大の商品となるのは間違いないだろう
 
このままのペースで成長する、つまりネット広告市場が年率50%伸び、キーワード広告のシェアが今年30%、来年40%と仮定すると、日本のキーワード広告市場は2005年約800億円、2006年約1600億円となる。1000億円を超えるのは2006年という計算になるが、それも上記の低迷要因をどれだけ解決できるかにかかっている
 
インターネットユーザーと広告主への啓蒙活動が求められている
 
 

2005年05月09日

アンソール展ー仮面と髑髏に魅せられた画家ー

アンソール東京都庭園美術館で開催中(4月23日〜6月2日)のアンソール展に出かけた。アンソールを知ったのは学生時代、中公新書だったか幻想芸術の世界でという本で。そこではギュスタブ・モロー、オーギュスト・ルドンを初めとして、幻想的な画風の画家が紹介されていた。子供の頃からホメロスやアーサー王伝説などの世界に惹かれて育ったので、ギリシャ神話や聖書を題材に幻想的な作風を展開するモロー、ルドン、ベックリンに高校、大学時代は関心を持っていた。主流の絵画、印象派などを好きになるのは大学時代、高階先生に出会ってからだ。
 
今回の展覧会で初めてアンソールの画風の変遷が理解できた初期は写実主義、クールベ風、1880年代になると印象派と出あったのか、印象派風の筆触分割による、線を廃した、おぼろげな輪郭の画風となる。元来、人間の内面について考える、白昼夢をみるような内面的な性格だったのだろう、印象派的な明るい、脳天気な画風はすぐに影をひそめ、80年代半ばにはルドンに影響されたような、象徴派的な重い画風に移る。そして、後期のターナーのように、対象が色の洪水の中に埋没してしまうかのような画風に至る。
 
この画風を貫けば、正統派の画家としてとおせたのではないか?しかし、87年になると出てくるのである、骸骨と仮面がアンソールは、85年から86年にかけて、北斎漫画を写したデッサンを発表している。北斎漫画とはいわゆる富士山などを描いた風景画の富嶽三十六景と異なり、葛飾北斎が空想の世界を描いたものだ。印象派などに影響を与えたのはこちらのほうである。アンソールは恨みをもって死んだ将門、物部守屋、大塔宮などを参考に描いている。この北斎漫画に影響を受けたのか、87年以降骸骨と仮面が多く描かれるようになる。これ以降はいわゆるニッチな世界に生きる画家として、本当の美術好きか、骸骨・仮面好きの人向けの画家として生まれ変わる
 
私はなぜアンソールに惹かれるのか?本当の美術好きかつ髑髏好きだからだろうか?家にはメキシコの”死者の日”にちなんだ骸骨アートなどいくつかある。別に髑髏が好きで買ったのではないが、自然と家にある。ロシアの画家の聖書を主題にした連作の1枚も購入、飾っている。抽象画で判断しずらいが、これも髑髏らしい今流行しているゴシック・スタイルの骸骨アクセサリー・ファッションも大好きである
 
いずれにしろ、感受性の強い画家が選ぶテーマとして生、性、死はよく選ばれるテーマである。中世からキリスト教の布教の際に、文盲の庶民向けに、死を指し示す絵の言葉として、髑髏は広く使われてきた。アンソールのみが描いているわけではない。やはり彼の特徴は仮面であろう
 
仮面はもちろん自己の内面を覆い隠すために使われるものである。通常はその無表情の中に、秘められた感情をかもし出す。そうした通常の仮面と異なり、アンソールの仮面はなぜか生々しい仮面自体が意識をもっているかのようだ仮面と髑髏の作品以外にも細密画風の作品あり、ジャン・デゥビュッフェ風のものあり、なかなか楽しめる展覧会だった
 
ゴールデン・ウィークの東京は本当に空いている地方からの人で多少込んではいるが、彼らが東京まできてわざわざ映画や美術を見ることはまれだろう。おかげで海外にいるようにゆっくり作品を鑑賞できたゴールデン・ウィークの東京は美術鑑賞がおすすめだ