2005年04月22日

カリフォルニアのピノ・ノアールーコストパフォーマンス最高!−

pino 映画”サイドウェイ”のヒット後、アメリカではピノ・ノワールがブームとなっているらしい。レストランで白ワインだったら”シャルドネ”、赤ワインだったら”カベルネ・ソーヴィニヨン”と馬鹿の一つ覚え(失礼)のように注文していたアメリカ人が、最近は”ピノ・ノワール”を頼み始めたそうだワインショップでも皆が”ピノ・ノワール”を購入はじめたそうで、先日見たスカパーの番組でも、ショップオーナーが”昔からあるのにねー”と苦笑していたのが印象的だった。
 
アメリカ人は元来ビール好きで、皆がワインを飲み始めたのは80年代ぐらいでまだ20年もたっていない。繊細な味わいを特徴とするピノ・ノワールはワインに相当詳しくなって初めてよさが分かってくるとされ、元々舌が肥えていて、さらに、経験を積むまでは、カベルネ・ソーヴィニヨンを主とするボルドー型を好むのが普通だ。まして元々マッチョ嗜好というのもあるのだろう、女性的な繊細な味わいで力強さのないピノは彼らには好まれないボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンを中心にカベルネ・フラン、メルローもブレンドするのだが、こうした"軟弱”なブドウを混ぜるのを好まず、カベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインを多く産出するのがアメリカ人だ私の友人のアメリカ人のワイン・コレクター連中でも、”俺はバーガンディー(ブルゴーニュの英語発音、ぶどうはピノ・ノワール)は嫌いだ”と公言している人が多かった
 
しかし、このアメリカ人のピノ嫌いが素晴らしい結果を引き起こす。ピノ・ノワールの価格がアメリカでは格安ということだ価格は需要と供給で決まる。カリフォルニアは石灰質の土壌、海から吹きつける風などにより気難しいピノを栽培できる土地を多く抱え、供給量は多いしかも、質がよいカレラ・ヴィンヤードのジャンセン氏はピノを生み出す石灰岩の土地を衛星を使って調べて、そこにヴィンヤードを建てたという噂があるくらいだ。しかし、上記の理由で需要は非常に少ない。その結果、カリフォルニアワインのピノ・ノワールの価格はカベルネ・ソーヴィニヨンのものより遥かに安い
 
ワインの本場フランスではどうだろう?どこでも栽培できるカベルネと異なり、よいピノ・ノワールを栽培できる土地は非常に限られる。本来供給が少ないわけだ。しかも、フランスでは人気も高い。舌も肥えていて、ワイン経験も長いためピノ人気が高いわけだ。誰もが知っているピノの王様ロマネ・コンティは数十万円、それに対しカベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドー型の5大シャトーは数万円、10倍以上の値段の開きがある。つまり、フランスではピノがカベルネ・ソーヴィニヨンよりも圧倒的に高いのであるアメリカでは逆転現象が起きているわけで、世界中を視野に入れると、アメリカでは上質のピノが破格的に安い価格で手に入ることになる
 
この現象を利用し、私は90年代後半、アメリカ出張の度にピノ・ノワールを買い続けてきたノース・カロライナのデューク大学の側の地元の紀伊国屋のような高級スーパーには、ワインショップが併設されていた。そこでなんと、ブラインドテストでロマネ・コンティに勝ったとされる上記のカレラ・ヴィンヤードの"ジャンセン”と出会えたワイン通のオーナーが仕入れたのだろうが、ピノが不人気のため売れなかったのか、この幻のワインがなんと10%ディスカウントされているありえないボストンやニューヨークでも、サンフランでも手に入らない、カレラ・ジャンセンがまさに偉大なる南部だからであろうジャンセン2本、リード3本を購入できた価格はロマネ・コンティの百分の一以下である写真の”Brown Ranch”は上質のピノ・ノワールを産出すると評判のSanitsbary社の特別醸造品である。以前の会社の米国本社のアメリカ人の友人に教えてもらった、ボストンの郊外にあるワイン通向けのショップで手に入れた2本だけ仕入れていたのを当然2本とも購入した$75もするピノを97年当時買う人など、ワイン通の多いボストンでもいなかったわけだ。このワインなど日本では存在も知られていないのではないか他にもウイリアム・セリウムの一番上のビンテージなど多くのレア品をコレクションに加えることができた。今でも家のセラーに眠っている
 
今後カリフォルニアのピノの値段は需要増と共に、上昇してくるだろう。カリフォルニアのワイナリーに出かけるワイン好きの皆さん、Opus oneを買う代わりに、レアなピノを買われることをおすすめします
 
 

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1. ★☆幻のピノノアールを飲んだ!  [ 農学博士の社長日記 ]   2005年05月02日 21:51
WILLIAMS SELYEM “カリフォルニアで最高且つ, 最も入手困難なピノ・ノワール。 1980年代後半からカルトワインの一つとして, 世界中の注目を集めている。” と書いてありました。 今回飲んだのは,WILLIAMS SELYEM 2002 ピノノアール

この記事へのコメント

1. Posted by Moebon   2005年04月26日 01:26
これほど飲む機会が多いワインですが、そんなにわからない私です。

フランスではそんなにお高いワインは飲みません。
ワインは、一緒に飲む相手次第でおいしくも不味くもなり得るものです。。。

2. Posted by fiji   2005年04月26日 15:56
確かにそうですよね、相手によるし、さらに同じ相手でもその時の雰囲気や気分に左右されるんですよね。
3. Posted by diazepam   2006年05月18日 04:29
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